関係 ページ23
グクside
グク「ヒョン!!!ヒョンごめん!!」
ジン「いいよ。行きなよ」
ステージを降りてまだ息も整ってないのに、走っていった。
トントン
ソア「はい」
グク「あ、ソアさん」
ソア「1回みんなでよっか」
他メンバー「うん」
「……グク」
グク「ちょっと…ちょっとだけ話そう」
「うん」
「あ、ごめん。座ってここ。」
グク「うん。」
「はい。みず。」
グク「ありがとう」
グク「僕…ほんとに楽しみだったんだ。」
「……うん」
大きなソファーなのに近くに座ってお互い前を見て話す僕たち。
別れる時のかっぷるみたい。
グク「僕にとって、友達は。いなかったから。ヒョンたちと家族して話せる人がいなくて。そんな時に学校にいて話してくれたAが女神に見えたんだ。ほんとに。心から。」
「…………」
グク「こんなことを言うのは変なのかもしれないけど、憧れてたんだ。」
グク「僕はデビューしてて、君はしてなかったけど。それでも憧れてた。」
グク「そんな人がステージに立つから見たかったけど。でも、僕が怒ったのはそこじゃないのは…わかる?」
「……うん」
「わたしが、何も言わなかった。グクに隠した。」
グク「うん。怒ってごめん。ほんとにごめん。」
グク「でも僕はそんな頼りないかな?Aに頼って貰えないほどの関係だったかな??」
「…逆だよ。」
「すごく頼ってた。大事に思ってた」
「でもだからこそ私が言ったら誰よりも私を心配する!」
「グクのパフォーマンスまで私のせいで乱れたらそれこそ私はやっていけない」
グク「心配はするけど、でも。それでパフォーマンスが乱れるほど僕は甘くない。」
グク「お願い……今度からは頼ってよ……」
僕は今にも泣き出しそうだった。
「……ごめんっ。ごめん」
彼女も泣き出すから。お互い泣いて酷い姿だ。
彼女を抱きしめて頭をずっと泣いていた。ずっと。
けどそこで僕の中でなにか。、
何か。大事なものが。崩れた気がした。
ねぇA
僕たちは今の関係でいれるよね
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作者名:一重 | 作成日時:2024年2月20日 22時