ダメな一目惚れ (ページ38)

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ハグページ38

グクside

あの日からあっという間に僕達のお別れが来た

A少し話そう

グク「…………最後……か」

わかってた。

グクわかった

グク学校に行こう。

Aうん

22:30

ちゃんと校長に許可をとって

あの時の僕の席に座った。

この横はA

「…………」

グク「あ」

グク「黙って座ってくるなんてㅋㅋㅋㅋ」

「……ごめん。遅くなった」

グク「全然」

グク「A」

グク「見てて」

言葉だと涙が出そうだから黒板に力を借りたんだ

グク僕のこと嫌いですか?

「ううん」

グクじゃあ、好きですか?

彼女はピクリとも動かなかったグクこれだけは知っといて欲しいと思って。今度出す写真集のカメラさんと会ってたんだ。コンセプトは?とか色々。その人は旦那さんがいたし、飲む時は旦那さんもいるうえでだった。だから大丈夫だって勝手に判断してた。不安にさせてごめん。1人で心細くさせてごめん。

グクもし、、もし戻れるなら……

ここまで書いたけどもう書くのをやめてそっと消した

彼女の目が濡れてもう前が見えてなさそうだったから

グク「抱きしめても…………いい？」

「うん……」

グク「ほんとに、愛してるんだ。愛してた。隣にいるのが当たり前になってごめん。」

「……うんっ」

グク「……僕は今更って思うかもしれないけど……Aを手放せないみたい。」

グク「まだもう少しだけ、一緒にいてくれないかな」

僕の耳には確かに入ってきた

ほんとに小さな声だけど、うんって。

そしてもう一度

グク「サランへ」

抱きしめた