もう遅い ページ44
グクside
もう遅いって、思い知った。
彼女が出した脱退の報告。
その言葉は僕に言われてるのかと思った。
僕のせいで彼女の心を深く傷つけて、でも彼女は
愛した心は最初から最後まで偽りがない。って言ってくれてた
僕じゃなくても、まだ謝らせてくれるんじゃないかって期待してた
「久しぶり」
グク「うん」
「...私と、別れてください。まだ付き合ってるっていうことになってたのかは分からないけど。」
グク「付き合ってるよ。」
「...私にはもう耐える力なんて残ってないから。」
グク「もうしない...」
グク「もう傷つけない」
グク「僕はAがいないと何も出来ない」
「.......グクは大丈夫。」
「...私ジミンさんと付き合おうと思ってる」
グク「え?ヒョン?」
グク「なんで?」
「助けてくれる人だから」
グク「僕もちゃんと助ける」
「グクはそんなこと言っちゃダメだよ。無責任だよ」
「もうたくさん苦しんだから、幸せになりたいの」
グク「.........A」
グク「僕と幸せになる未来もない?」
グク「BTSって肩書きもなくしていい。グクとして生きるって言っても??」
「.........泣」
「今じゃないよ.......もっと.......泣」
「はやくいってほしかった」
グク「.....泣」
初めてグクのこんな悔しそうな顔を見た。
俯いて唇から血が出そうなほど噛んで
涙を流さないようにって目で耐えていた
私たちは付き合って、4年。
終わりを告げた
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作者名:一重 | 作成日時:2024年2月20日 22時