ユンギくんの主治医

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バレた。




あまり感情を顔に出したりはしてないはずなのに

いつも母親だけには隠し事が通じない。





母 ｢骨髄穿刺したとこ…？｣




yg ｢ぅ､ん…｣





気のせいだと思って、ずっと誤魔化してたけど

指摘されると余計に気になってきた痛み。




今さっき、みかんのために体を起こしてみたら

穿刺した部分が痛くなってきちゃったの､(涙)





母 ｢本当に痛いの？｣




yg ｢ぃたい…｣





更に、自分からも｢痛い｣と声に出してしまうと

完全に痛みを自覚して、急に悪化してくる。





yg ｢でも、我慢できる、。｣




母 ｢ダメ！我慢しても何もいいことないでしょ？

とりあえず、ナースコール押してみるよ？｣




yg ｢いいってば…！！｣





そして、母親は、味方であり敵である。




話し相手ができた面でも、来てくれて助かったし

自分をこんなにも心配してくれるとは幸せだが

ナースコールを押されてしまっては、、！





「ユンギくん、どうされましたかー？」




母 ｢骨髄穿刺した部分が痛いと言い出して…｣




「分かりました。ちょっと今…先生は不在なので

別の先生がすぐ診に向かいますね」




yg ｢ぇ…｣





それが1番、嫌だったのに…！！





「ユンギくん〜痛くなっちゃったのどこかな？

見せてね。ごめん、上の服捲るよ」





でも、やっぱり知らない先生がすぐに入ってきて

そのまま抵抗できず、診察されていくユンギ。





「うーん…血はちゃんと止まってるみたいだし

腫れたりもないから大丈夫だと思うけどね」




「そうだねぇ。麻酔が切れてきちゃったかな？

なら、多少の不快感は仕方ないかもな…」





診てもらうと、意外に大丈夫だと言われたけど…

多少じゃないかも、、と首を振ると





「まあ感じ方も人それぞれだし、どうしてもなら

1回痛み止めを使ってみてもいいよ」





あ、…え？




それを期待して言ったんじゃないのに…！(汗)





痛み止めといえば、注射の思い出。




今日は朝から散々針を刺されすぎたというのに

その痛み止めのために、また痛い注射…？




それに、研修医に採血を失敗されたこともあって

今は、注射は先生以外受け付けないもん…。。





yg ｢やっぱりいい…もう注射は嫌！！(泣)｣




「大丈夫。注射じゃないよ」





…え？

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