＊ ページ18
.
壊れてしまった自分を、どうしようもできず
しばらくの間、意味もなくオンマに当たりながら
わんわん泣きじゃくっていたのだけど…
『ユンギくん！遅くなってごめんね(汗)』
そこへ、ドタバタと誰かがうるさく入ってきて
と思ったらそれは先生で。
手が空いて、すぐ駆けつけてくれた様子だった。
『どうしたの？？そんなに痛い？』
でも、珍しく取り乱して大泣きしているユンギに
少しびっくりしている先生。
『え、、大丈夫…？』
自分でも、こんな泣き崩れたのは初めてなのに
それは先生も困惑するのは当たり前か…。
って、自分ではどうしたらいいか分からない結果
もはや第3者目線で見ている自分がいる。
母 ｢たぶん、坐薬が嫌だったみたいで…｣
『あー…なるほど(汗)』
それだけじゃない。それだけじゃないのに、。
でも、自分の言葉では上手く説明できずにいると
先生が、ユンギの目線に合わせてしゃがみ…
『まず、さっきは先生が行けなくてごめんね？
坐薬も頑張ってくれてありがとうね。』
『実はユンギくん、昨日の夜も過呼吸を起こして
1度だけ抗不安薬を飲ませてるんですね…
きっとユンギくんなりに色々心配してくれてて
それでちょっと不安定になっちゃったかな？』
『でも、実際に骨髄穿刺は泣かないで出来たし
ユンギくん本当はすごく強いんだよね？』
yg ｢…ぐすん。｣
ユンギが言ってほしかった事、言いたかった事を
全部先生が言葉にしてくれて、代弁してくれて
それで少し、自分の中の何かが納得したようで…
そのまま少し涙も落ち着いていく気がした。
しかし、逆にそうやって段々我に返ってくると
今度は羞恥心にも気付き始める。
上手く気持ちを伝えられなくて大泣きするなんて
そんなの、まるで赤ちゃんだったじゃん…って
さっきまでの自分が、急に恥ずかしい。
だけどもう…もう全部なんでもいい。疲れた。
しゃくりあげた名残で、肩は定期的に震えるけど
頭はずっと、ぼーっとしていた。
・
『だいぶ落ち着いたね？…大丈夫？』
yg ｢おなか、痛い…かも。ｸﾞｽｯ｣
『おなか痛い？え〜ストレスかな…いつから？
一応、音聴いてみようか？』
yg ｢……治った。｣
『ん？治っちゃった？(笑)』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 300人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Mahori(プロフ) - LunaLunaさん» わ…それは災難でしたねTT ちなみに私の血管は元気で、いつも正中から一発で入れてもらえます笑笑 (3月2日 12時) (
レス) id: 65cf6fb0af (このIDを非表示/違反報告)
LunaLuna(プロフ) - 私も血管が細くて7回も採血失敗されたことが有るので何か気持ち分かる気が、、(-_-;) (3月2日 10時) (レス) @page27 id: b8a89ad3fa (このIDを非表示/違反報告)
Mahori(プロフ) - おゆさん» こちらこそ、コメントありがとうございます🩷 最近なかなかお話を進められていなくて申し訳ないです😢 (3月2日 3時) (レス) id: 65cf6fb0af (このIDを非表示/違反報告)
おゆ - 更新ありがとうございます❣️ (3月2日 1時) (レス) @page27 id: 8dca618595 (このIDを非表示/違反報告)
Mahori(プロフ) - LunaLunaさん» わぉ…その先生とは、混ぜるな危険でしたね🧐 なんだかいつもお疲れ様です🍀 (10月16日 21時) (レス) id: 0e93c254c6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：mhr | 作成日時：2023年10月6日 19時
