ユンギくんの主治医

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『骨髄穿刺したところ、どうなったかなって

見るだけだから怖くないよ。』





警戒心から、つい先生のことをじっと見てしまい

それに気付いた先生がそう教えてくれる。




正直、体勢を変えることも少しだるかったけど

それならまあ許してもいいかも…。




看護師さんに手伝ってもらいながら横になった。





『これ痛い？』




yg ｢…ぃたくない、｣





えっ……




だけど、ついさっき｢見るだけ｣って言ったのに

早速、堂々と触ってくる先生。




幸いにも痛くなかったからよかったけど、。！





『ごめんね。もう楽な姿勢に戻って大丈夫だよ』





と思ったら、次は意外にあっさり解放された。





『そうだねぇ…変わらず腫れたりもしてないし

感染したわけではないと思うんだけど…』




『まあ、ストレスでお熱出ちゃったりすることも

よくあるから、ちょっと様子見て考えよっか。

元々引いてた風邪もまだ治ってないもんね。』





そこからはテンポよく話が進んでいき…





『さっき鎮痛剤の坐薬使っちゃったみたいだから

時間の関係で今は解熱剤は入れないでおくね。

もしどうしても辛かったらまた教えてくれる？』




『あとは、やっぱり少し脱水が気になったから

点滴だけ入れておこうね。』





でも、働かない頭では、聞き流すことしかできず

気が付けば新しい点滴が入っていた。。




…………………。




そして、いつの間にか先生達はいなくなっていて

ただ1人でぼーっとしてみることにまた行き着く｡



。。。。




ぼーっとするくせに熱が高すぎて逆に眠れない。




高熱で涙目になるけど目はぱっちり開いていた。





そうなると、ぽたぽた落ちる点滴を眺めてみる。




……全然面白くないけど。

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