-Sugar High Ⅱ-【紅一点:YG】 (ページ40)

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彼らの衣装はMVのものをステージ仕様にアレンジされたもの。RMだけでなく、誰だって今のAの姿を見ればあのスーパーヴィランを彷彿させるだろう。ALEX◯NDER WANGのオフショルダークロップドセーターにOff-Wh◯teのショートパンツとアンクルブーツを着用し、Fleet I◯yaのチョーカーとハーネス、そして極めつきは網タイツと毛先をゆるく巻き、高い位置で結われたツインテールだ。

TH「ジンヒョンの言う通り、あのメイクヌナだよ。今回は特に最高傑作らしい」

JM「あ、メイクヌナから手紙預かってるんだった。えと‥"あんた達の心中は痛いほど察するけど、可愛いものを更に可愛くするのは私の仕事なの。敢えてセーターを選んだのは私の粋な計らいよ♡‥‥‥(絶対零度の表情で破る)」

NM「ジミナ‥(同情の目)」

HS「敵は身内にあり、ってまさにこの事だわ」

頬を膨らますクオズと頭を抱えるクサズの隣では、背後から抱き込むように足の間にAを座らせ、自分の頬をAの頬に擦り寄せるSUGA、その隣ではジンがAの頭を撫で続けている。こちらは通常運転のようだ。

YG「あー、マジでA可愛い、可愛すぎて無理‥(すりすり)」

JN「そりゃウリAだもん、可愛いなんて今更でしょ。なー？A」

『ユンギもオッパもくすぐったい、』

JK「‥もう一枚あります。"ミン・ユンギへ。Aへのスキンシップが激しいあまり、ヘアメを少しでも崩そうものなら‥分かってるわよね？"‥だそうですよ、ヒョン」

NM「全て見透かされてる(半笑い)」

YG「‥何で俺だけ私信あんの？」

HS「どう考えても日頃の行いでしょう」

JN「このチョーカーとかあのヌナの趣味丸出しじゃない？‥‥ちょっとA、ニャーって言ってみて」

『？‥にゃあ』

何やら閃いた様子でAのチョーカーを人差し指でクイクイ引っ張るジンに、Aは不思議そうに首を傾げながらも素直に猫の鳴き声で返す。その瞬間、あまりの破壊力にSINとマンネラインが机に突っ伏した。明らかに致命傷を負った様子。

NM「馬鹿なの？何してるんだよ本当に‥」

HS「ナムジュナ‥俺たちだけは気を確かに持とうな。Aヌナ、こっちおいで」

『なに？』

HS「まさかこの見えてるの、下着じゃないよね？」

『うん、オンニが見えても問題ないブラトップ選んでくれたの』

HS「まあ妥協点かな。とにかく今日は俺達から離れないこと。昨日言った事、覚えてるでしょ？」

『！‥はぁい‥(しょぼん)』

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