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呆然としていると

隣の部屋から、また、

コンコンコンコンコン

と、5回叩く音がした




ジョングクくん、私のこと、マジなの?


そんなのダメだよ


私とジョングクくんは会社の先輩と後輩




とりあえず、オヤスミと、壁を4回叩いて寝た









次の日の朝、どんな顔して会えば…なんて考えてたのに
ジョングクくんは、いつも通りの元気いっぱいの笑顔で


「おはようございます、昨日はありがとうございました!

ちょっと飲みすぎちゃったけど、大丈夫ですか?

さ、頑張って、帰りましょ〜」


荷物持ちましょうか?なんて、通常運転


意識しちゃってる自分がバカみたい笑



「そうねっ、長旅、がんばろー!」



気合い入れて、帰路に着く





特急電車では、またたくさん買い込んできたジョングクくん




「ゆでたまご、いかがです?」

「うわぁ、この名物っていう饅頭、美味いな」

「お!あの景色きれいだ、写メ写メ……」




何でも楽しめちゃうんだな




ユンギさんがここにいたら、なんて言うかな…




うるせぇよ、寝かせろよ…

なんて、怒ってそう(笑)







ヤダ、またユンギさんの事……









「見てください、上手に撮れました」




笑顔で私に撮った写真を見せてくれるジョングクくんの横で

ユンギさんの事を考えるのは失礼ですか?



こんな素直でかわいいジョングクくんを、傷つけたくないな







でも、顔だけじゃなくて
ジョングクくんの中身も人柄も好きになる女の子はたくさんいると思う





だって、この子、本当にいい子だもん




「さ、お腹いっぱいになったなら
報告書、出来るところまで、ここで仕上げとこうか」




「そうですね…
あ、その前に……この曲知ってます?」


iPodを耳につっこまれた



「知らないな……」




「結構、昔の曲なんですけどね

この恋人同士に合図があって


彼がね、彼女を見送った後、ブレーキランプを5回点滅させるんです
なんの合図だか分かります?」


「ん、なんだろー」


「ア・イ・シ・テ・ル」


「ほぉ」


「こういう世界観ステキだなって」


「だね」


「昨夜、ボクも壁、5回叩いたの分かりました?」



あ…




「その後のAさんの4回は
もしかして、ワ・タ・シ・も……ですか?」


「ばっばかっ、んなワケないじゃん」


「そんなに否定しなくても……」



シュンとするんだから、面倒だ





「ごめんごめん、さ、仕事しよっ」


そして、2人、パソコンを出して、作業する

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作者名:みんと | 作成日時:2024年3月23日 8時

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