キム社長と秘書３

タイミング ページ20

『昨日は遅くまで飲んだんですか？』



ジョンさんが来た翌日

珍しく社長は朝から眠そうだった。




NJ「ああ ひさしぶりだったからな」




私も誘われたけれど、水入らずのところ悪いなと思って

参加しなかった。





『今日はあまり食べられないかと思って

　軽いものにしましたから』




お弁当を差し出すのももう日課になった。




NJ「ああ ありがとう」





でも、夜ご飯は、



とは最近言えなくなった。





二度目のあれ以来、なんとなく気まずい。


会社では普通なんだけれど、

ご飯に誘えば、また体の関係を期待してるようで



私から誘わなければ、社長からのお誘いはないし。




このままなのかなぁ




なんて思ってる。







あ



ユンギさんから電話






『失礼します』



社長に断ってから電話に出ると、夜ご飯のお誘いだった。



この間から言われていたから、今夜約束することにした。









『お先に失礼します』




仕事も多くないし、定時になったので、先に出た。







ユンギさんとは待ち合わせたお店で会って


一緒に食事をした。






とても楽しかった。




いつも私の味方でいてくれて、なんでも聞いてくれて

変わらずに優しい先輩だった。







『ユンギさん、秘書つけるってほんとですか？』


YG「あー考えてるよ。なんかお前って噂だけどな」


『ほんとですよ』


YG「お前みたいなのが理想だけどな」




ユンギさんにつく秘書は幸せだろうな、なんて思う。


私も今 十分幸せなんだけど。








『ご馳走さまでした』



YG「楽しかったよ。送るわ」



『いいですよここで』



YG「送られとけ。一応女子だろ」




ぶっきらぼうだけど、優しい。


変わらない姿につい甘えてしまおうと思った。








家につく直前

　



見慣れた人の背中
　





『え 社長‥？』



NJ「‥‥‥」





こんなところで会うなんて

偶然のタイミング

偶然→←帰国

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