キム社長と秘書３

教えて ページ9

NJside------




Aさんの気持ちがやっぱりわからない。






お酒のせいにしたくなかったので


とは？？







『‥もういいですよ』


NJ「‥いや、え？」








『‥もういいです』







NJ「よくないんだろ」




『‥これ以上なにか言えば自爆するので』



NJ「自爆？」



『もう‥いろいろ無理です

ん〜‥‥眠い』







すごく眠そうだ。




疲れたのか目がうとうとしてる。

かなり無茶をさせた覚えしかない。




今これ以上聞くのはかわいそうか。







NJ「‥そうかじゃあ帰ろうかな」




『‥‥はい？』



NJ「泊まるのも悪いし。ゆっくり休んで」




頭を撫でると、腕を捕まれた。



『社長‥‥そういうとこですよ』


NJ「なにが」





『‥今帰るって‥そうですか‥』




わかりやすく落ち込んでる。いや、怒ってるのか？


泊まるほうが図々しいのかと思ったが違うのか。







NJ「泊まったほうがいいのか」



『‥社長は、一緒にいたくないんですね』

　


NJ「いたいよ」





『じゃあ いてください』



NJ「ああ」






嬉しそうな顔でひっついてる。




首元にまた顔を寄せて

ぴったりと俺の体にひっついている。






『一緒に寝ましょ。

　はい、おやすみなさい』






目を閉じてる。

寝るのか


俺も判断力がなくなってきた。


　







体を重ねることも


こうして一緒に寝ることも


Aさんにとっては大したことではないのかもしれない




酒のせいにしたくないということは


酔った勢いで片付けるのはイヤだということか





わからない。


言えば自爆するとはどういうことなのか





わからない。

それでも知りたいと思う。





他の男が好きなんだとして


それでも体を許してくれるということは

俺にも可能性があると思っていいんだろうか。



そもそも抱かれてるのは 俺だけなのか？


肝心なことを聞いてない。







静かな寝息がしてるから

眠ったらしい。



　

NJ「どういうことなのか教えてくれよ」




頭を撫でて聞いても

答えは返ってこない。






NJ「‥‥なんで抱いてなんて言う」







こんなにも想っていることを

あなたは知らないだろう。

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